第 786 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和5年9月17日
兼題:「糸瓜」、「水澄む」、「息」 ※「息」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
786-01 指先に眼の欲しい夜なべの灯 -
786-02 水澄むや洗面台の拡大鏡 ヤチ代 1 泥亀
786-03 息吸ってひとり息吐く夜長かな 越冬こあら 4 らくだ・ヤチ代・こひつじ・順之介
786-04 鰯雲海が真顔になつってゐる 泥亀 3 らくだ・亜紀・越冬こあら
786-05 たわやかに糸瓜束子の鍋磨き -
786-06 鼻息はやがて鼾に月見酒 順之介 3 らくだ・ヤチ代・亜紀
786-07 水澄みて瀬音ま近く鎮魂碑 未貴 2 こひつじ・越冬こあら
786-08 息をのむ秋夕空のグラデーション らくだ 2 クリトン・こひつじ
786-09 燃料の価格に吐息夜長の灯 亜紀 1 泥亀
786-10 水澄むや姫の祈りし阿弥陀堂 順之介 3 クリトン・こひつじ・越冬こあら
786-11 秋冷や息ながく吐き座すマット こひつじ 1 ヤチ代
786-12 糸瓜棚コロンコロンと口ずさみ 順之介 1 未貴
786-13 水澄んで星座映しておりにけり -
786-14 軒先に糸瓜の揺れて売家かな クリトン 4 らくだ・亜紀・順之介・未貴
786-15 カーテンの役目を終えし糸瓜かな らくだ 1 泥亀
786-16 糸瓜棚日に日に風に重くなる -
786-17 脇息に置かれし肘や秋深し ヤチ代 5 クリトン・亜紀・越冬こあら・順之介・未貴
786-18 片隅に糸瓜の棚を作りけり ヤチ代 1 泥亀
786-19 水澄むや復元水車止まりしまま らくだ 1 ヤチ代
786-20 ため息に蓑虫揺れる欠乏症 未貴 1 越冬こあら
786-21 水澄むや弦の調べに聞き覚え 越冬こあら 5 クリトン・こひつじ・亜紀・順之介・未貴
786-22 九月空ラジオ体操深呼吸 クリトン 2 泥亀・順之介
786-23 庭の隅高きを誇る糸瓜棚 -
786-24 糸瓜棚の毅然とありぬ水禍あと -
786-25 水澄むや読めぬ字のあり子規の句碑 こひつじ 2 クリトン・ヤチ代
786-26 水澄みて鴉の声の響く森 亜紀 1 未貴
786-27 ヘチマならヘチマで使いようもあり 越冬こあら 1 らくだ
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