第 787 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和5年10月1日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
787-01 案山子やや居たたまれない顔で立つ らくだ 2 順之介・こひつじ
787-02 木造の校舎の窓や赤とんぼ 亜紀 2 泥亀・未貴
787-03 実石榴や門扉に掛かる錆びた鍵 ヤチ代 2 らくだ・泥亀
787-04 前掛けで磨く林檎は店先に ヤチ代 2 ゐてふ・こひつじ
787-05 装ひは簡単なれど案山子かな -
787-06 指先に眼の欲しい夜なべの灯 -
787-07 下巻より上巻汚れ秋ともし 未貴 1 らくだ
787-08 枝豆の半信半疑さやの山 -
787-09 懐かしき庭の匂ひや濃竜胆 -
787-10 秋うらら外はカリカリ中はふわっ こひつじ 2 ヤチ代・ゐてふ
787-11 秋の宿ポストに紙の貼られけり -
787-12 ブルドッグの尻尾短し草の絮 亜紀 4 順之介・こひつじ・未貴・越冬こあら
787-13 丸き皿丸き笑顔の良夜かな -
787-14 金網をはみ出して咲く草の花 順之介 3 らくだ・ヤチ代・ゐてふ
787-15 満月を見上ぐ頭を空にして -
787-16 いたずらに口紅をひく秋の暮 順之介 1 未貴
787-17 長き夜の丸めて捨てる書き損じ こひつじ 3 らくだ・ヤチ代・越冬こあら
787-18 ほろ苦き心を秘めてとろろ汁 泥亀 1 越冬こあら
787-19 月煌々鍋にひとつまみの塩を 未貴 2 順之介・泥亀
787-20 虫の闇遠くに重き貨車の音 らくだ 3 亜紀・泥亀・越冬こあら
787-21 自然薯をつつむスポーツ新聞紙 ヤチ代 2 順之介・こひつじ
787-22 艶やかに枯れ朽ちゆきぬ曼珠沙華 こひつじ 1 ゐてふ
787-23 星月夜耳に覚えの靴の音 泥亀 1 順之介
787-24 星流るにわかに喋る販売機 未貴 3 ゐてふ・こひつじ・亜紀
787-25 中秋や常より少し遠回り 越冬こあら 1 亜紀
787-26 耳鳴りの隙間を埋める秋の声 ゐてふ 4 ヤチ代・亜紀・未貴・越冬こあら
787-27 秋色や夫唱すれども婦随せず 越冬こあら 4 らくだ・ヤチ代・亜紀・未貴
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