第 793 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和5年12月24日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
793-01 冴ゆる夜の電子レンジの電子音 ヤチ代 1 泥亀
793-02 冬晴や馬をねぎらふ牧場主 順之介 2 ゐてふ・越冬こあら
793-03 貯金箱淋しき音を立てて冬 亜紀 3 らくだ・ゐてふ・こひつじ
793-04 何処ぞのふるさとから買ひし蜜柑甘し ゐてふ 1 らくだ
793-05 大将のおまかせを聞く温め酒 順之介 4 らくだ・亜紀・越冬こあら・こひつじ
793-06 故郷へ帰る夜汽車の冬帽子 泥亀 1 ゐてふ
793-07 悴みてまづ捲りたる地方版 -
793-08 生涯を近江暮らしや浮寝鳥 泥亀 2 順之介・亜紀
793-09 街は赤心は緑生誕祭 -
793-10 自転車に油を注して着ぶくれて ヤチ代 3 らくだ・亜紀・こひつじ
793-11 着ぶくれの下のポッケにメモ用紙 -
793-12 柚子風呂の柚子がくすぐる我が乳房 こひつじ 1 泥亀
793-13 旅立ちの決意固めよ十二月 越冬こあら 1 ヤチ代
793-14 悴むやお迎へ染みが手の甲に ヤチ代 1 こひつじ
793-15 着膨れて嬉々と順番待つてをり 亜紀 3 ヤチ代・順之介・ゐてふ
793-16 冬月に土星木星接近す -
793-17 古暦一日三つの用足して こひつじ 3 ヤチ代・順之介・亜紀
793-18 悴むや今夜左手薬指 -
793-19 鞍上のフランス人騎手冬びより 順之介 2 泥亀・ヤチ代
793-20 頬赤きお団子髪の耳冷たし -
793-21 うとうとと電車の中の日向ぼこ -
793-22 湯の柚子に本当のこと打明ける ゐてふ 5 泥亀・らくだ・亜紀・越冬こあら・こひつじ
793-23 落ちている手袋よけて人の波 らくだ 5 泥亀・ヤチ代・順之介・ゐてふ・越冬こあら
793-24 青年の不機嫌な背に冬の月 泥亀 2 順之介・越冬こあら
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