第 794 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和6年1月7日
兼題:「門松」、「寒の水」、「手」 ※「手」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
794-01 太筆の穂先をほぐす寒の水 こひつじ 7 ヤチ代・らくだ・亜紀・クリトン・未貴・越冬こあら・順之介
794-02 門松の切りくち菓子のやう菓子舗 -
794-03 門松の立つ家探し散歩する -
794-04 手袋を素早くはづす握手かな -
794-05 嗽して飲む一口や寒の水 -
794-06 寒の水嗽は人の為ならず 越冬こあら 1 ゐてふ
794-07 冷たしや右手左手恋しがり 越冬こあら 1 未貴
794-08 寒の水うさぎちょぴり口をつけ クリトン 1 越冬こあら
794-09 手水鉢倒れて凍てる大地震 -
794-10 茹物をきっちり締める寒の水 未貴 2 亜紀・順之介
794-11 楼門にどんと据えたる松飾り 泥亀 3 らくだ・クリトン・こひつじ
794-12 サプリメントも効能増すや寒の水 らくだ 1 泥亀
794-13 噎せれども病の胸に寒の水 ゐてふ 1 順之介
794-14 寒の水父の変はらぬ一本気 亜紀 2 ヤチ代・らくだ
794-15 大旦まず手を合わす白き富士 らくだ 2 クリトン・未貴
794-16 手毬の子無心に突くは美しき -
794-17 大きく被る母の手編みのセーター 未貴 3 泥亀・亜紀・こひつじ
794-18 門松や父の威厳のごとく立つ こひつじ 4 泥亀・亜紀・ゐてふ・越冬こあら
794-19 手相見の前で外せし皮手套 ヤチ代 1 こひつじ
794-20 皹の千手観音未だ大厄 ゐてふ 2 らくだ・順之介
794-21 門松を立てて整ふ空気感 亜紀 4 クリトン・ゐてふ・未貴・こひつじ
794-22 お屋敷の門松借りて撮る家族 越冬こあら 2 泥亀・クリトン
794-23 門松の奥静かなる診療所 順之介 5 らくだ・亜紀・ゐてふ・未貴・越冬こあら
794-24 暗きエントランスの門松こと瀟洒 -
794-25 手袋を外して探す家の鍵 順之介 4 ヤチ代・ゐてふ・こひつじ・越冬こあら
794-26 集合ポストの上にミニチュアの門松 -
794-27 寒の水のみ故郷を想いけり -
794-28 文鳥に差し入れてやる寒の水 順之介 1 ヤチ代
794-29 お手付きす昭和レトロの江戸歌留多 こひつじ 2 ヤチ代・順之介
794-30 ショッピングセンターの門松と写メ ヤチ代 1 泥亀
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