第 812 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和6年9月15日
兼題:「芋虫」、「夜長」、「掛」 ※「掛」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
812-01 虫すだく古びし壁掛工業扇 順之介 1 越冬こあら
812-02 医師の声想い出してる夜長かな クリトン 2 順之介・越冬こあら
812-03 いもむしがカフカの虫に変身す -
812-04 「また今度」消してまた書く夜長かな -
812-05 芋虫に乗って行きたや舞踏会 -
812-06 秋の畑腰掛け置いて芋を抜く -
812-07 夜長かな妻はチーズと赤ワイン 越冬こあら 1 順之介
812-08 芋虫に近づいて来る軍手かな 亜紀 2 こひつじ・ヤチ代
812-09 秋気澄む茶室に掛くる墨絵かな ヤチ代 2 順之介・クリトン
812-10 派手なのは芋虫のうちだけだから -
812-11 鍵隠す場所に芋虫居りにけり ヤチ代 4 こひつじ・順之介・亜紀・未貴
812-12 夜長の灯なかなか消えぬ旅の宿 亜紀 2 らくだ・ヤチ代
812-13 芋虫を指で触れる子の自慢 クリトン 1 ヤチ代
812-14 胸奥の付箋はがせば夜の長き 未貴 1 亜紀
812-15 生きてるか死んでるか芋虫突付く こひつじ 1 未貴
812-16 秋暑し壁掛け時計止まりたる らくだ 2 ヤチ代・クリトン
812-17 掛け算の愉快な歌よ花野道 こひつじ 2 らくだ・越冬こあら
812-18 三部作じつくりと観る夜長かな ヤチ代 2 こひつじ・クリトン
812-19 咎められることなく読み耽る夜長 らくだ 1 未貴
812-20 掛け軸をけふ掛け替ふる月の夜 -
812-21 前掛も塵紙も死語秋旱 越冬こあら 3 らくだ・亜紀・未貴
812-22 離職して明日を気にせぬ夜長かな こひつじ 6 順之介・ヤチ代・亜紀・クリトン・未貴・越冬こあら
812-23 稲架掛けて土手を二つに仕切りたる 未貴 2 こひつじ・らくだ
812-24 つままれし芋虫柔らかき抵抗 順之介 5 こひつじ・らくだ・亜紀・クリトン・越冬こあら
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